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イーサリアム、正月三が日でもハードフォーク
ネットワーク鈍化対策「ミューア・グレイシャー」は2020年1月2日前後
2019年12月25日 06:00
Ethereumは第920万ブロックにて、「ミューア・グレイシャー」(Muir Glacier、EIP-2387)のハードフォークを行う。日本時間では2020年1月2日前後に実施の見通しだ。Ethereumのブロック生成難易度を段階的に引き上げる仕組み「ディフィカルティボム」を調整するアップデートとなる。
Ethereumのネットワーク状況を集計するethernodes.orgによると、12月24日時点で過半数を上回るノードがアップデートへの準備を終えている。主なノード運用ソフトウェアでは、geth1.9.9以降、Parity2.5.12以降が対応版だ。
ミューア・グレイシャーは当初、次期大型アップデート「ベルリン」(Berlin、EIP-2070)で行う予定だったディフィカルティボムの調整を、前倒しで実施する。調整方法など詳細については記事「イーサリアム、2020年初頭にもハードフォークを計画」をご確認頂きたい。
現在、ブロック生成難易度の増加が予測よりも早く進行しており、計画に乱れが出ている。11月中頃から至急対策が必要として議論され、2020年初頭での実装が決定した経緯がある。当初は2020年最初の月曜日を基準とし、ブロック生成の難化を考慮してハードフォークのブロックが決定された。だが、予測は外れ三が日のど真ん中という日本においては1年で最も良くないタイミングが最新の予定日となっている。
仮想通貨交換所の年末年始対応のまとめでお伝えした通り、今回のEthereumのハードフォーク前後には年末年始休業として仮想通貨の入出金やサポート窓口を一時停止する仮想通貨交換所が多い。利用中の仮想通貨交換所の休業期間を確認し、早めに対応することを推奨したい。