仮想通貨(暗号資産)ニュース

コインチェック、Android向けにオンライン本人確認を提供開始

KYCがアプリ上で完結し最短即日で取引開始可能。NECのeKYC技術を採用

コインチェックは1月29日、同社が運営する仮想通貨交換所にて、アプリ上で本人確認(KYC)が完結する「かんたん本人確認」というeKYCサービスの提供を開始した。顔写真の撮影と本人確認書類の動画撮影によるKYCが可能となり、最短即日で取引を開始することができる。同サービスには、日本電気(NEC)の「Digital KYC」を採用しているとのこと。

なお、今回の発表時点では「かんたん本人確認」はAndroid 5.0以降の端末にのみ対応する。同日のアプリ更新をもってAndroid 5.0未満のサポートを終了するとしている。また、同サービスは確認書類に記載された住所と現住所が合致していなければ利用できない。利用条件を満たさない場合は、引き続き郵送での本人確認手続きが可能だ。

国内の仮想通貨交換所でのeKYC導入は、4社目となる。BITMAXがサービス開始と同時にLINE独自のeKYC技術を導入したのが2019年9月。bitFlyer、HuobiがLiquid社の「LIQUID eKYC」の導入を同年12月に行った。昨今、金融機関でもネット銀行を中心にeKYCの採用が進んでいる。2020年には大半の仮想通貨交換所もeKYCへの対応を完了するのではないだろうか。

「かんたん本人確認」のイメージ図