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100万人規模の分散型SNS「Steemit」トークンの発行ベースをTRONへ移行

Steemit社とTRON財団が提携

ブロックチェーンTRONを開発するTRON財団は2月14日、分散型SNS「Steemit」を開発するSteemit社との提携を発表した。Steemの独自ブロックチェーン上で発行していたSTEEMトークンは、TRONのブロックチェーンへと移行する。

Steemitは、2016年にリリースされた。分散型ネットワークを活用したSNSとして、最も古いものの1つだ。投稿内容がブロックチェーン上に保存され、投稿やコメントなどの活動によってSTEEMトークンを報酬として得られる仕組みが、当時は画期的であり広く注目された。現在、累計利用者数は100万人を超え、最大のユーザー数を持つ分散型アプリケーション(DApp)の1つにも数えられるという。

独自ブロックチェーン「Steem」のエコシステムでは分散型SNS「Steemit」のほか、動画系SNSの「D.Tube」や画像系SNSの「APPICS」、健康促進DAppの「Acitfit」などが提供されている。これらDAppsもTRONベースへ移行することとなる。TRON財団とSteemit社は協力し、開発コミュニティに対し支援を行っていくとのこと。