仮想通貨(暗号資産)ニュース

NECとシスコ、サプライチェーン構成する通信機器の監視システムを開発

安保・重要インフラに提供。機器の検査状況をブロックチェーンに記録

取り組みの概要

日本電気(NEC)とシスコシステムズは2月17日、安全保障領域や重要産業インフラ向けに、ブロックチェーン技術を活用しサプライチェーン管理を強化したネットワーク機器を提供することを発表した。シスコが有する不正検知技術とNECのブロックチェーン技術を組み合わせ、ネットワーク機器の真正性の管理強化に取り組んでいく。

すでにファームウェアの改ざんなどを検知できる両社のネットワーク機器を、同取り組みにより、検知された履歴情報をブロックチェーンに記録していく。ネットワーク管理者は、出荷検査・ネットワーク構築・運用中のそれぞれのタイミングで、機器の真正性を監視することができるようになる。対応機器をネットワークシステム全体に拡大することで、サプライチェーン全体を通した真正性を管理できるという。

強化されたネットワーク機器は、2020年4月より順次提供を開始する。両社は、将来的にはこうした取り組みを運用中はもちろん、各種点検時も含めたライフサイクル全般に拡大する予定であり、今後も安全安心に情報通信機器を利用できるネットワークシステム基盤の提供を目指す。