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米リップルの国際送金技術ODLを欧州送金会社Azimoが導入

フィリピンへの送金で活用中。2020年内に利用拡大を計画

(Image: Shutterstock.com)

欧州のデジタル送金会社Azimoは2月26日、米リップルとの提携を発表した。Azimoはすでに仮想通貨XRPを活用する国際送金システム「ODL」(On-Demand Liquidity)を導入済みで、フィリピンへの送金において運用を開始しているという。2020年にはより多くの市場へ拡大する方針だ。

米リップルのODLは、ブロックチェーン技術「XRP Ledger」を利用する国際送金システム。国際送金ネットワーク「RippleNet」に参加する金融機関間の国際送金時に、ODLを扱う仮想通貨交換所を経由する。媒介通貨としてXRPを用いることで、各金融機関が現地通貨を事前に調達する必要がなくなる。手数料を最小限に抑え、短時間での決済を実現する技術だ。