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米リップルの国際送金技術ODL、インド欧州間の高速送金に活用

英TransferGoが欧州で働く移民労働者向けに提供

(Image: Shutterstock.com)

英国を拠点とする移民労働者向け国際送金会社TransferGoは11月25日、米リップルが開発する国際送金システム「ODL」(On-Demand Liauidity)を活用すると発表した。同社は、ヨーロッパからインドに住む受信者の銀行口座宛てに国際送金を行うサービスを提供しているが、新たにODLを導入する。

移民労働者向けにサービスを提供する同社は、2012年より国際送金サービスを提供してきた。設立当初は、同日または翌日の国際移転を可能にすることを目標としていた。同社はすでにRippleNetに加盟しており、現在はわずか数分で送金が行えるまでになった。仮想通貨XRPを活用するRippleNetによる国際送金は、年間数百万ポンド以上になるという。

また、TransferGoは最近、即時支払いを必要としない顧客向けに無料送金サービスの提供を開始している。

しかし、その一方で数分でも遅いと感じている顧客が多くいるのも事実であり、今後の国際送金は即時支払いが必須になる時代がくると同社は判断し、今回、米リップルのODLを導入する。2020年にはリアルタイム送金を実現させるとした。また、同時にRippleNetを使い、東南アジア、ラテンアメリカ、アフリカへの事業展開についても予定している。