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米リップルとスイス送金会社AMNISが提携

スイスで初めて中小企業の国際送金にRippleNet活用

(Image: Shutterstock.com)

スイスの中小企業向けに外貨両替や国際送金サービスを提供するAMNIS Treasury Services(以下、AMNIS)は2月26日、米リップルとの提携を発表した。AMNISは、国際送金ネットワークRippleNetに参画し、2020年4月から6月(第2四半期)をめどに、同国で初めて中小企業向けにRippleNetへのアクセス環境を提供するとした。

AMNISの顧客は、現在、RippleNetが送金可能なメキシコ、タイ、フィリピン向けに、迅速かつ安価な国際送金を可能にする透明性の高いサービスを利用できるようになる。当初の取扱通貨は、ユーロ、米ドル、日本円となる。年内にはブラジルレアルなどいくつかの通貨が導入される予定であることも明かしている。

AMNISは自社ブログで、これまでの国際送金決済システムは着金までに2、3日要したが、RippleNetでは、365日いつでも数秒程度で送金を完了できることを強調した。また、従来の決済システムを提供していたSWIFTは、この問題を認識し、新たにSWIFT GPI(Global Payments Innovation)を提供し速度改善を図るも、送金コストの改善ができていない点を指摘。同社は、RippleNetはコストにおいても従来のシステムの40%から60%程度削減できると主張した。