仮想通貨(暗号資産)ニュース

PoL、Kyber Networkと共同制作の無料オンライン講座を公開

第1弾は「ブロックチェーンを使った金融ビジネスを支える仕組み」

仮想通貨・ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営するtechtec(テックテク)は3月18日、Kyber Netoworkと共同制作した学習カリキュラム「ブロックチェーンを使った金融ビジネスを支える仕組み」を公開した。オンチェーンの流動性を高める仕組みについて無料で学ぶことができるという。

2019年10月より開始した両社の協業プロジェクトは、共同でブロックチェーンのプロトコルレイヤーの学習カリキュラムを制作するというもの(過去記事)。第1弾カリキュラムでは、オンチェーン流動性プロトコル「Kyber Network」やオンチェーンとオフチェーン、スマートコントラクトなどの学習内容を提供する。

「Kyber Network」は、ブロックチェーン上の分散型アプリケーション(DApps)にトークン流動性を提供するプロトコル。Kyberプロトコルを統合することで、どんなDAppsにも分散型トークン交換機能を実装することが可能になる。ブロックチェーン上の決済やレンディング、信用取引など、分散型金融アプリ(DeFi)の構築に役立てることができるという。

カリキュラムでは、Kyber Network以外にもブロックチェーンの仕組みやオンチェーン・オフチェーン、スマートコントラクトなどについても学ぶことができる。全6レッスン構成となっている。

Kyber Networkのエコシステムでは、オンチェーン技術を用いたDEXサービスのKyberSwapや、分散型金融のFulcrum、InstaDAppといったサービスが提供されている。また、仮想通貨KNCを発行されている。

テックテクは2019年9月にMakerDAOとの協業を発表していたが、カイバーとの協業はMakerからの紹介で実現したという。両プロジェクトは関連性が高い。カイバーのプロジェクトの多くはMakerと連携しており、前述のDEXやDeFiではMakerのステーブルコインDAIに対応している。