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野村総研、ブロックチェーン活用しデジタル社債を発行

社債原簿の管理や利息の支払に活用。社債権者の継続的な把握を実現

(Image: Shutterstock.com)

野村総合研究所(NRI)は3月30日、第1回及び第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付及び分割制限付少人数私募)を発行した。それぞれブロックチェーン技術を活用してデジタルで発行している。日本の資本市場における、ブロックチェーンを活用した社債のデジタル発行は初めてとのこと。発行総額は3000万円。

同社債の発行にあたっては、NRIと野村證券、野村信託銀行、そして野村ホールディングスとNRIの合弁会社BOOSTRY社の4社が共同で「価値共創を通じた社会課題の解決」の一環として取り組んだ。2種の社債は、ブロックチェーン基盤を活用した社債原簿の管理と、従来型の社債では困難だった発行者による社債権者の継続的な把握ができるという。

第1回無担保社債は「デジタルアセット債」として発行。社債発行手続きの一部を電子化するために開発されたアプリを利用した自己募集形態を採用する。投資家への利息の支払いは、デジタルアセットの付与で行われる。社債原簿及び利息(デジタルアセット)を、ブロックチェーン技術を活用して管理し、事務負担の改善を図る。

第2回無担保社債は「デジタル債」として発行。証券引受形態を採用し、利息は金銭のみとなる。こちらもブロックチェーン技術を活用して社債原簿の管理を行う。従来型の社債と同様に流通市場を確保しつつ、従来型の社債では困難だった社債権者の継続的な把握などが可能だという。