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GMOあおぞらネット銀行が「新しい」インターネット銀行事業を開始 ~ブロックチェーン技術を活用した新決済方式の開発も視野に

 GMOあおぞらネット銀行株式会社は7月17日、「新しい」インターネット銀行事業の開始を発表。同時に、個人・法人からの口座開設受付を開始した。同社はこの事業を、高度セキュリティー認証、ブロックチェーン、人工知能(AI)、IoT、次世代メディアなどの活用と新たな顧客ニーズに対応した、「次世代型インターネット銀行事業」としている。

 同事業のコンセプトは、EC事業者を含む中小企業・小規模事業者などを対象とし、生産性向上につながる銀行サービスを低価格で提供すること。個人ユーザーを対象に、GMOクリック証券株式会社と連携した銀行・証券(銀証)連携サービスを提供すること。GMOインターネットグループおよびあおぞら銀行グループとの連携に加え、外部のフィンテック企業とも連携しユニークなサービスをスピーディーに展開すること。低価格のサービス提供を実現するため、最先端のIT技術を活用したシステム提供でコスト低減を図ることとし、各業界の企業に対して、決済・金融インフラを提供する「プラットフォーム銀行」となることを目指していくという。

 同事業の商品サービスは、個人および法人の円普通預金、円定期預金に加え、事業開始初年度に、個人が保有する普通預金口座内で、生活費、貯蓄、教育費など、目的別に最大10口座まで無料で「つかいわけ口座」を作成することができる個人向けバーチャル口座の提供。法人向けに、初期登録料・月額利用料無料で振込入金口座「仮想口座番号」を利用できる法人向けバーチャル口座を提供する。そのほかにも、証券コネクト口座と外貨預金(銀証連携サービス)、デビット一体型キャッシュカードを提供していく。

 なお、新しいインターネット銀行事業は、口座開設手続きが完了し次第、予定では8月3日からPCおよびスマートフォンアプリによる取引が可能となり、セブン銀行ATMにて、預金の引き出し、預け入れ、残高照会が利用できる。また、2019年春には、イオン銀行ATMも利用可能の予定とのこと。

 さらにGMOあおぞらネット銀行は、今後の商品サービス展開として、オープンAPI決済サービスの展開や、ブロックチェーン技術を活用した新決済方式の開発にも取り組むなど、中期的な商品サービス展開についてのロードマップも発表をしている。

中期的な商品サービス展開ロードマップ(プレスリリースより)