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AI・ブロックチェーン活用グルメSNS「シンクロライフ」運営元とセレス社が提携

トークン転換権付き株式の取得、ICO実施後に株式での資金調達が難しい課題解決へ

 株式会社セレスは8月10日、AIとブロックチェーン技術を活用したグルメSNS「シンクロライフ」の運営元である株式会社GINKANと資本業務提携したことを発表した。GINKAN社の香港子会社が発行するトークン「SynchroCoin」への転換権を付与した株式の第三者割当増資となる。

 現金や電子マネーなどに交換できるポイントサービスを運営するセレス社は、ポイントが仮想通貨やブロックチェーン技術と親和性が高いと考え、関連事業への展開を積極的に行っている。今回のトークン転換権が付与された株式の取得は、転換権を行使してトークンを取得することで、投資資金の回収が可能になるという。このスキームにより、ICOを実施した企業が株式による資金調達が難しいといわれている課題を解決できると考え、香港子会社にて2017年9月にICOを実施したGINKAN社への出資も実現したとのこと。

 GINKAN社が提供するトークンエコノミーを用いたグルメSNSアプリ「シンクロライフ」は、AI活用のレコメンドシステムを搭載し、独自アルゴリズムによる分析・機械学習で、自分好みの飲食店が見つかるアプリだという。また、GINKAN社は、SynchroLife, Limitedが発行するトークン「SynchroCoin」を活用し、良質なレビュー投稿者への報酬として、トークンを授与する仕組みを導入している。今後は、トークンをレストランの食事券と交換したり、食事代金の決済に利用できる仕組みを追加予定とのこと。