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ユーハ味覚糖とSNKがブロックチェーンのRWG社に出資し業務提携

人気キャラクターの使用や新作位置情報ゲーム開発など新たな事業展開目指す

 ブロックチェーン活用の位置情報ゲームサービスを開発するリアルワールドゲームス株式会社(以下、RWG社)は2月12日、ユーハ味覚糖株式会社(以下、UHA)および株式会社SNKを引受先に第三者割当増資による資金調達の実施を発表した。調達額は合計約7320万円となり、同社の資本金は約9860万円、累計調達額は3億7000万円となったという。RWG社は両社と業務提携し、各社の持つキャラクターや商品と、同社の位置情報サービスを組み合わせて新たな事業展開および新作ゲームの開発を進めるとしている。

 RWG社は、スマートフォン向け位置情報ゲーム「ビットにゃんたーず」を提供している。本作は、同社の地図基盤「TERRA」を用いて開発され、現実世界とリンクしたゲーム内の世界を歩き回ることでネコとふれあうというもの。歩くことによる、ユーザーの健康寿命延伸を目的としているという。

 「ビットにゃんたーず」は、ゲーム内ポイントを同社発行のEthereumのERC20トークン「アルクコイン」へと交換する機能を実装している。健康課題の解消と地域活性化などをつなぎ合わせたトークンエコノミーという方向性でサービスを拡大していく。本作は今後、業務提携を行ったUHAの持つキャラクターや商品と融合し、デジタルマーケティングや広告商品の開発など、新たな事業創出を推進していくという。

 また、RWG社は大手ゲーム会社のSNKとの業務提携による、新作位置情報ゲームの開発を発表した。ゲームの詳細は本発表時点では公開されていないが、RWG社の位置情報プラットフォーム技術とSNKの持つキャラクターを組み合わせたものになるという。