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米大手仮想通貨交換所クラーケン、ビットコインSVの上場廃止を決定

BSVを非難する人に対する詐欺的な主張や脅迫行為を問題視

(Image: Shutterstock.com)

 米大手の仮想通貨交換所「Kraken」(クラーケン)は4月17日(日本時間)、同交換所においてBitcoin SV(BSV)の上場廃止を決定したと発表した。Binanceと同じく4月29日(米国時間、以下同)にBSVのすべての通貨ペアを売買対象から除外する。クラーケンではBSVの入金は4月22日まで、出金は5月31日まで対応する。

 クラーケンは、Bitcoin SV(BSV)を上場廃止する今回の決定の理由として、Bitcoin SVのチームやコミュニティメンバーによる脅迫的な振る舞いを挙げる。Bitcoin SVを非難する人に対する詐欺的な主張が、脅迫や法的手段にまでエスカレートしたこと、さらにコミュニティーメンバーが先週、脅しをかけた行為が我慢の限界だったとのこと。

 クラーケンが4月の15日から16日にかけてTwitterで実施したユーザーアンケートは「(Bitcoin SVを廃止)すべき。我慢ならない。」が70,545票で最多となった。


 Bitcoin Cashは2018年11月16日、ハードフォークによりチェーンが分岐したため、チェーンやコミュニティがBitcoin ABCとBitcoin SVという2種類に分裂した。記事執筆時点では、BSVの売買に対応する国内仮想通貨交換所は存在しない。