仮想通貨(暗号資産)ニュース

仮想通貨の投げ銭サービスが相次いで終了発表

規制強化を盛り込んだ改正法の成立を受けた動き

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨(暗号資産)の規制強化などを盛り込んだ改正法が5月31日に成立し、2020年上旬までに施行される見通しとなった。仮想通貨の投げ銭サービス(tipbot)の提供者は同日、改正法の成立によって仮想通貨の管理が規制されるようになることに強い懸念を持ち、サービス運営の継続が困難になる可能性を理由に挙げ、自らが運営するサービスを終了する予定であると相次いで発表した。

掲示板でMonacoin(MONA)をやり取りできる「Ask Mona」、TwitterでNEM(XEM)やNEMのMosaicをやり取りできる「tipnem」のほか、複数のtipbotアカウントが一様に、サービスを終了する予定であること、入金や出金などの処理を順次停止する予定であることをツイートなどで発表している。

仮想通貨の「暗号資産」改称や規制強化などを盛り込んだ改正法では、売買を伴わず仮想通貨(暗号資産)の管理のみを行う業者(カストディ業者)、いわゆる仮想通貨ウォレットのサービス提供者は、仮想通貨(暗号資産)交換業規制のうち本人確認義務と分別管理義務などの規制が適用されることになる。