仮想通貨(暗号資産)ニュース
仮想通貨トロン運営の中国人起業家、バフェット氏との昼食会キャンセル
「腎結石の治療中」のため。5億円で落札したランチの日程は改めて協議
2019年7月23日 13:39
仮想通貨TRON(トロン)を運営する中国人起業家ジャスティン・サン(孫宇晨)氏は23日朝、中国のSNSウェイボ(微博)で、25日(米東部時間)に予定していた世界的な投資家ウォーレン・バフェット氏との昼食会をキャンセルすると報告した。
サン氏は投稿で、「腎結石のため病院で治療中です。バフェット氏とのランチをキャンセルしました。体調は落ち着き、回復に向かっていますが、お見舞いは受け付けられません。ご容赦ください」と説明。「(落札金額の寄付先である)グライド財団への寄付は完了しているため、権利は有効なままです」と書き添えた。
サン氏は6月、毎年恒例のチャリティーオークションで、バフェット氏とのランチの権利を過去最高額の460万ドル(約5億円)で落札。ランチは2004年からニューヨークのステーキハウス「スミス&ウォーレンスキー(Smith & Wollensky)」で開催されていたが、今年はサン氏の意向で、サンフランシスコのミシュラン三ツ星レストラン「クインス(Quince)」で開かれることになっていた。
ランチには友人を7人まで連れてきていいことになっており、7月22日には、ソーシャル投資プラットフォーム、イートロ(eToro)のヨニ・アシアCEOも参加することが明らかにされていた。
トロンの広報担当者は23日、「25日のランチのキャンセルは、グライド財団に通知済みだ。スケジュールを再調整し、日程を取り決める」と話した。
バフェット氏とのランチの日時は双方の話し合いで決められ、過去には中国人起業家永平氏が、権利落札から1年後に実施した例もある。
TRON Foundation announces postponement of Warren Buffett lunch, press conferences after founder Justin Sun falls ill with kidney stones. Parties agreed to reschedule at a later date.@GLIDEsf@WarrenBuffett
— TRON Foundation (@Tronfoundation)July 22, 2019