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SBI VCトレード、仮想通貨の板取引を7月31日開始。XRP・BTC・ETHの円建て通貨ペア

改正金商法下のレバレッジ取引に対応するためSBI証券傘下での運営に

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨交換所「VCTRADE」を運営するSBI VCトレード株式会社(旧名:SBIバーチャル・カレンシーズ)は7月31日、仮想通貨の取引所形式のサービス(板取引)を開始する。SBIホールディングス株式会社・代表取締役社長の北尾吉孝氏が7月30日の決算会見で明らかにした。

7月31日にVCTRADEにて実施されるシステムメンテナンスの完了後、XRP、BTC、ETHと日本円建ての通貨ペアに対応する板取引が利用できるようになる予定。北尾社長は決算会見において、将来的には仮想通貨と仮想通貨のペア、外貨通貨ペアなどにも対応したいという意図を示した。

SBI VCトレード社は7月1日付けで、SBI証券の連結子会社(SBI証券傘下)に移管となっている。2020年4月までに施行される改正金融商品取引法では、レバレッジ取引(店頭デリバティブ取引)の提供が第一種金融商品取引業に該当する見通しであるための対応とのこと。

なお、SBIホールディングスの2020年3月期第1四半期(2019年4月~2019年6月末)業績のうち、仮想通貨交換業のSBI VCトレード社は税引前利益22億700万円、マイニング事業のSBI Crypto社は税引前利益8億4400万円を計上している。仮想通貨市場が下落基調から脱したことなどから収益力の強化につながったという。