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米仮想通貨交換所Bittrex、Tetherの出金手数料5分の1に引き下げ

ビットコインOmniからイーサリアムERC-20へ移行

(Image: Shutterstock.com)

米国の仮想通貨交換所Bittrexは8月5日、同社が取り扱うTether(USDT)を、Bitcoinネットワークを活用したOmniベースからEthereumのERC-20ベースへと切り替えた。トランザクション手数料が高額なBitcoin準拠の実装からEthereum準拠へ切り替えたことで、同交換所はTetherの出金手数料を5.0USDTから1.0USDTへ引き下げている。

米ドルにペッグするステーブルコインTetherは当初、Bitcoinの拡張レイヤーであるOmniレイヤーで発行するよう設計された。OmniレイヤーはBitcoinのブロックチェーン上でトークンを発行するためのソフトウェアレイヤーであり、その性能は基本的にBitcoinに準拠する。すなわち、高度なセキュリティを有する一方で、取引の成立に10分かかり手数料も高いというデメリットも同様である。

Tetherは2018年1月にEthereumの標準的なトークン規格であるERC-20への対応を発表した。米ドルにペッグするUSDTのほか、ユーロにペッグするEURTもERC-20ベースで発行可能になっている。その後TetherはOmni、ERC-20のほか、TRONやEOSのブロックチェーンも公式にサポートする。7月末にはBlockstreamのLiquidネットワークにも対応した。

現在Tetherを取り扱う仮想通貨交換所の中で、ERC-20ベースのUSDTが主流となりつつある。Tetherが公開しているUSDTの高額保有者リストを基にしたThe Blockの2018年10月時点の集計によると、USDT保有額の上位にはBinance、Huobi、Poloniex、Bittrexといった大手の仮想通貨交換所が名を連ねる。今回ERC-20ベースへの切り替えを行ったBittrexのほか、Binanceも7月にERC-20ベースへの切り替えを実施。Huobiは2月、Poloniexは7月にERC-20とOmniベースの双方に対応している。