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デジタルガレージと大和証券、次世代技術のスタートアップ向けファンドを設立

カカクコム・KDDI・三井住友信託銀行・損保ジャパン出資。200億円規模の見通し

DG Labファンドの概要図(DG Daiwa Ventures 公式サイトより引用)

デジタルガレージと大和証券は8月30日、合弁会社のDG Daiwa Ventures(DGダイワベンチャーズ)を通じ、「DG Lab Fund II E.L.P. Cayman」(以下、DG Lab2号ファンド)の組成を発表した。次世代技術を有する国内外の有力なスタートアップ企業を対象に投資を行う。「ブロックチェーン」、「AI」、「VR/AR」、「セキュリティ」、「バイオヘルス」の5つの分野を重視するという。

DG Labファンドは、デジタルガレージとカカクコム、KDDI、クレディセゾンが共同運営する研究開発組織DG Labと連携する。同組織は多様な企業や組織と連携したオープンイノベーション方式で研究開発を進めている。その知見を共有することで投資先企業の事業を加速させるのが、DG Labファンドの特長。投資と世界レベルのR&D機能を組み合わせたものとしている。

DG Lab2号ファンドには、カカクコム、KDDI、三井住友信託銀行、損害保険ジャパン日本興亜などが出資を決定している。第一次募集で総額100億円を超え、2020年3月までに最終的なファンド総額は200億円の見込みとしている。ファンド期間は10年。今回設立のDG Lab2号ファンドと既存のDG Lab1号ファンドを合わせ、DG Labファンドは総額300億円のファンド運用を目指す。

DG Lab2号ファンドの概要図(プレスリリースより引用)

お詫びと訂正: 記事初出時、DG Lab2号ファンドへの出資会社にクレディセゾンを含める誤りがございました。また、「DGダイワベンチャーズ」を指して「新会社」と記述しておりましたが、同社は2016年設立のため表現を訂正いたしました。お詫びして訂正させていただきます。