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非中央集権型自立組織DAO、先進テクノロジーのトレンド入り

ガートナーが先進技術の期待度示すハイプサイクル2019年版を公開

先進テクノロジのハイプ・サイクル:2019年(ガートナージャパンより引用)

ガートナージャパンは8月30日、テクノロジーのトレンドを示す「先進テクノロジのハイプサイクル」を2019年版に更新した。ハイプサイクルは同社が提唱するグラフ。新しい技術が誕生後に注目を徐々に集め、社会実装に向かうまでの世間の期待度を表す。2019年版では29の先進技術を取り上げ5つのトレンドに分類している。ブロックチェーンと関連が深い技術では、非中央集権型自立組織(DAO)と非中央集権型Webが新たにグラフに加えられた。

2016年に起きた仮想通貨不正流出事件のThe DAO事件でDAOは一躍話題となった。名前は知っているという方も多いのではないだろうか。スマートコントラクトを用いて組織経営を自動化、経営者がおらず労働者のみで完結する会社を実現するものだ(参考記事)。

The DAO事件以来、あまり話題に上らなくなっていたDAOだが、2019年に入って再び注目を集めていることを、d10n Labが調査結果として報告していた。国内でも8月に電通とISID、シビラが教育分野でのDAOの実証実験を実施している。依然として黎明期に分類されるものの、今後新たな技術として再び大きな注目を集めることが期待される。

非中央集権型WebはWeb3.0とも呼ばれ、ブロックチェーンとそれを取り巻くエコシステム全体とも考えられるが、ブロックチェーンは2018年時点で先進テクノロジのハイプサイクルを卒業した形になっている。ここでは既存のWebサービスを分散型システムで置き換えるものと捉えるべきだろう。

2018年末頃からEthereumなどのブロックチェーンを活用したECサービスやNFTトークンでライセンスのやり取りをするオンラインマーケットなどが登場してきている。まだWeb2.0を置き換えるという段階には至っていないが、今後もWeb3.0ベースのサービスは増加していくだろう。