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VTuber「東雲めぐ」のブロックチェーン証明書つきデジタル版画が完売

デジタルコンテンツの付加価値を実証。エイベックス子会社の証明書付与技術は2020年前半に商用展開へ

ブロックチェーン証明書つきで販売されたVTuber・東雲めぐ氏直筆の「たくあんマン」デジタル版画。デジタルフィギュアとして閲覧可能

エイベックスの子会社であるエイベックス・テクノロジーズは9月2日、同社が開発するデジタルコンテンツへの証明書付与技術「A trust」(エートラスト)が、Gugenka Market Place(グゲンカマーケットプレイス)へ採用されたことを発表した。本発表に先んじて、実証実験として、VTuber・東雲めぐ氏直筆の証明書付きデジタル版画が、エートラストを用いて10枚限定で発行された。単価1万円にて、同マーケットプレイスを通じて販売され、応募者多数により抽選で完売したという。

エートラストは、2019年7月にエイベックス・テクノロジーズが発表したプロジェクト。ブロックチェーン技術を活用してデジタルコンテンツに証明書を付与する仕組みで、経済産業省の平成30年度補正予算「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金」(J-LOD)のうち、ブロックチェーン技術を活用したコンテンツの流通のシステム開発・実証に関する間接補助事業を行う事業者(間接補助事業者)にも採択されている。

グゲンカマーケットプレイスは、Gugenkaが運営するデジタルコンテンツの販売プラットフォーム。デジタルフィギュア「HoloModels」(ホロモデル)やアバターメイキング「MakeAvatar」(メイクアバター)の販売を行っている。

今回、エートラスト用いて発行した証明書付きのデジタル版画は、先述のホロモデルにて、デジタルフィギュアとして閲覧が可能なものとのこと。エートラストは、ブロックチェーン上で証明書を発行し、デジタル版画のシリアルナンバーと、その所有者情報を記録する。所有者や権利の移転が明確となるため、2次流通以降もクリエイターへの還元が可能な仕組みだ。

VTuber・東雲めぐ氏の直筆デジタル版画は、8月29日から9月1日までの間に購入の申し込みを受け付け、応募者多数による抽選で完売した。この取り組みは、エイベックス・テクノロジーズとGugenkaによる共同実証となる。デジタル媒体でも付加価値や希少品として消費者の支持を得られることを検証した。両社は今後も対応を進め、2020年上半期にエートラストを導入した本格的な運用を開始する予定だという。