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FRBなど26中央銀行、Facebookのリブラ代表と面談

欧州中央銀行「Facebookの主張をうのみにすべきではない」

(Image: Shutterstock.com)

Facebookは9月16日(現地時間)、仮想通貨Libra(リブラ)プロジェクトについて、26か国の中央銀行の担当者に説明する。英フィナンシャルタイムズ(FT)が報じた。

報道によると、中央銀行をメンバーとする国際決済銀行(BIS)が事務局を務める決済・市場インフラ委員会がスイスのバーゼル市でリブラプロジェクトの代表と面談。そのスキームや安全性について直接質問する。

面談には米連邦準備制度理事会 (FRB)、イングランド銀行など26か国の中央銀行担当者が参加予定で、欧州中央銀行(ECB)のブノワ・クーレ(Benoit Coeure)専務理事が幹事を務める。

FTによると、今回の面談の内容は、G7中銀で構成する作業部会が10月に取りまとめるLibraの最終報告書にも盛り込まれるという。

Facebookが今年6月にLibraプロジェクトを発表して以来、中央銀行の多くは懸念を表明している。

FRBのパウエル議長はLibraについて一貫して慎重な姿勢を維持。今月もスイス・チューリヒで開催されたイベントのパネル討論会で、「リブラは極めて高い監督上の要求に応え
る必要がある」「早期には実現しないだろう」と従来の立場を繰り返した(参考記事)。

欧州中央銀行(ECB)のイブ・メルシュ(Yves Mersch)専務理事も今月、「LibraはECBの金融政策能力を弱めるものだ。Facebookが主張していることをうのみにすべきではない」と語り、極度の懸念があると述べた。