仮想通貨(暗号資産)ニュース

博報堂、テレビ番組を用いたトークン配布実験を実施

テレビ神奈川「関内デビル」の12月放送にて

テレビ神奈川の番組「関内デビル」での技術検証と「Card Hunter」の画面イメージ

博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)は11月27日、トークン化されたデジタルコンテンツをテレビ番組視聴者にリアルタイム配布できるスマートフォンアプリ「Card Hunter(カードハンター)」を、ユナイテッドおよび原本社と共同開発したことを発表した。

また、アプリ「Card Hunter」を用いた技術検証を、12月に博報堂DYメディアパートナーズ、テレビ神奈川、エヴィクサー社と共同実施することも明らかにした。

「Card Hunter」は、ブロックチェーンの活用によりデジタルコンテンツを安全に管理できる。また、エヴィクサー社の音声認識技術を搭載する。番組放送中にデジタルコンテンツの情報を埋め込んだ音響透かしを流すことで、アプリがそれを検出し、番組視聴者が、アプリ上でデジタルコンテンツを受け取ることができる。

12月に実施する技術検証では、テレビ神奈川の音楽情報バラエティ「関内デビル」の番組内で、出演者の12種類のオリジナルトレーディングカード(出演者6名x2種類)の情報を埋め込んだ音響透かしを、12回にわたり放送する。視聴者はアプリを通じ1回の放送で1種類のトレーディングカードを獲得することができる。最終的に全12種類を集めると、番組からオリジナルのプレゼントを受け取ることができるという。

放送は、毎週月曜から金曜の23時30分から。各トレーディングカードの出る確率は、放送回ごとに異なる。獲得したトレーディングカードを、他人と交換することも可能。スマホアプリは、iOS版はApp Storeから、Android版はGoogle Playストアから、それぞれ無料でダウンロード可能となっている。