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テックビューロHD、「COMSA HUB」の製品版を公開

仮想通貨やトークンをプライベートチェーン上で扱うICO総合基盤の一角

COMSA HUBデモアプリのイメージ

テックビューロホールディングスは12月3日、ICO総合プラットフォーム「COMSA」のソフトウェア「COMSA HUB」の製品版を公開した。COMSA HUBは同社が開発・提供するプライベートブロックチェーン「mijin」のライセンス所有者に提供される。

COMSA HUBは、「パブリックブロックチェーン上の企業のマスターアカウントと内部のプライベート勘定の間でトークン残高の整合性をコントロールするソフトウェア」だという。異なるブロックチェーン間でのトークンのペッグや制御などの機能を持つ「COMSA CORE」と共にCOMSAが提供予定のICO総合プラットフォームの中核となる。

COMSA HUBでは、パブリックチェーンとプライベートチェーンとの間で価値の移転を容易に行うことができる。活用例としてゲームやVRが挙げられている。例えばゲーム内通貨として利用できるトークンの発行・販売自体はパブリックチェーンで行いながら、その取引や利用はプライベートチェーンで行うという仕組みは、COMSA HUBの機能で簡単に実現できるだろう。

製品版の公開に併せて、テストネット上で動作するデモアプリが公開されている。Bitcoinのブロックチェーン(テストネット)とmijinブロックチェーンを接続しており、仮想通貨BTC(TEST)とmijin上のBTCトークン(BTC:mijin)のシームレスな変換を試すことができる。デモは2020年3月31日まで公開予定だが、テスト通貨の残数限りで期日前に終了する場合もあるとのこと。