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ICO総合プラットフォーム「COMSA」の製品版をローンチ=テックビューロHD

異なるブロックチェーン間のトークン即時交換を実現

テックビューロホールディングス(テックビューロHD)は9月30日、ICO総合プラットフォーム「COMSA」のソフトウェア「COMSA CORE」製品版を公開した。「COMSA CORE」は、異なるブロックチェーン間でトークンのペッグや制御、変換や総量コントロールを行えるソフトウェアで、ブロックチェーンの違いを意識せずにトークンを送受信できる。

「COMSA CORE」は、異なるブロックチェーン上のそれぞれのトークンの即時交換(スワップ)を可能にする。同製品版を活用することで、ICOなどのトークン販売時にBitcoin(BTC)やEthereum(ETH)、NEM(XEM)の、どのブロックチェーン上で発行されたトークンでも受け付けることが可能になる。企業側は複数のブロックチェーンを採用することができるため、トークンの流動性やユーザの利便性を向上させることが可能になる。

また、同社は「COMSA CORE」の利活用例として、EthereumのDAppsで独自の投票機能を作らずに「NEM wallet」の投票機能を利用したり、Bitcoin決済対応サービスでBitcoin以外の仮想通貨を利用した決算が可能になる、といったユースケースも示している。

「COMSA CORE」は、2018年12月から翌1月までβ版によるテストを実施。テストネット上のCOMSA(CMS)と、EthereumまたはNEMそれぞれのテストトークンを使用し、異なるブロックチェーン間におけるトークンの変換を行い、その活用方法の模索とUI/UXの改善を進めてきた。同社は製品版の公開に伴い、テストネット上で試用できるデモアプリおよびチュートリアルを併せて公開している。