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仮想通貨交換所bitbank、はがき受取不要のオンライン本人確認を導入

AIとOCR活用したシンプレクスのeKYC技術を採用

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨交換所「bitbank」を運営するビットバンクは3月26日、オンラインで完結する「スマホで本人確認」の提供を開始した。bitbankの口座開設時の本人確認業務において、シンプレクスが提供する本人確認ソリューション「Deep Percept for eKYC」を採用する。

bitbankの「スマホで本人確認」はiOS版を先行リリースし、Android版は後日提供予定とのこと。スマートフォンを使い顔写真や本人確認書類の写真を撮影するだけで口座開設を完了できる。対応書類は運転免許証とマイナンバーカードの2種類。最短1営業日で本人確認が完了するという。

「Deep Percept for eKYC」は、Webブラウザベースの本人確認機能を提供する。ディープラーニングを活用したAI技術により、本人確認書類の顔写真と本人画像のデータの照合、AI-OCRによる本人確認書類に記載されている文字情報の読み取り、顧客エントリー情報との照合を、継続的に読み取り精度を向上させながら業務効率を改善し、コスト削減を図る。

シンプレクスは金融系のシステム構築を行う企業。仮想通貨関連では、DMM Bitcoin、TaoTao、BITMAXの仮想通貨取引システムは同社が手掛けたものだ。

同社のeKYC技術「Deep Percept for eKYC」は、epiSTとの共同出資会社であるDeep Percept社が開発したもの。これまでにDMM.com証券や外為どっとコムなどが同技術を採用することが明らかになっている。仮想通貨交換所での採用はbitbankが初めて。