仮想通貨(暗号資産)ニュース

仮想通貨交換所を装った不審電話が相次ぐ 〜bitFlyer、Coincheck、Zaifが注意喚起

パスワードや認証コードなどの個人情報を電話で問い合わせるのは詐欺の可能性大

 仮想通貨交換所「bitFlyer」を運営する株式会社bitFlyerは7月20日、同社の関係者を装ってサービスの確認コードを聞き出す不審な電話が確認されたことをツイートで明らかにした。また、25日には、仮想通貨交換所「Coincheck」を運営するコインチェック株式会社が同様に、ログインパスワードや認証コードを聞き出そうとする不正な電話があったことをツイートで報告。仮想通貨交換所から、電話でパスワードや認証コードなど、個人情報に関する問い合わせをすることはないので、個人情報は一切伝えないよう、注意喚起を促している。

 これを受けて、仮想通貨交換所「Zaif」を運営するテックビューロ株式会社もまた、同社から「電話やメールでお客様にパスワードや2段階認証コード、ウォレットの秘密鍵、API Secret等をお聞きすることはございません」と、ツイートで表明をしている。

 理由がどうあれ、第三者による不正アクセスや何らかの承認が可能になる重大情報について、他の仮想通貨交換所も同様、いきなり企業側から電話による問い合わせはあり得ないことを理解しておくべきだろう。企業を装って電話やメール、SNSなどを使って、このような個人情報を聞き出す手口の詐欺は、今後も続く可能性がある。仮想通貨交換所に関する情報に限らず、個人情報の取り扱いについては注意していきたい。