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博報堂、番組リアルタイム視聴者にトークンを配布するブロックチェーン活用サービス「TokenCastMedia」

3月実施の試験放送ではラジオ番組でDAppsゲームのキャラやアイテムを配布予定

 株式会社博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)は2月6日、ブロックチェーン活用の新サービス「TokenCastMedia」を発表した。トークンとして実装されたデジタルアセットの情報を音声に埋め込んで、スマートフォンの専用アプリを介して番組のリアルタイム視聴者だけに配布できるという。3月実施予定の試験放送では、深夜ラジオ番組の放送でDAppsゲームのキャラやアイテムを配布する。

 3月の試験放送は、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、株式会社毎日放送、トークンポケット株式会社、株式会社フランジア、エヴィクサー株式会社が共同で実施する。

 試験放送では、毎日放送の深夜ラジオ番組「オレたちやってマンデー」内で、フランジア社が開発したDAppsゲーム「Cipher Cascade」にトークンとして実装されたキャラクターやアイテムの情報を透かし音として放送する。リアルタイムで視聴しているリスナーは、エヴィクサー社の音声認識技術が組み込まれたトークンポケット社のDAppsブラウザーアプリ「tokenPocket」を介し、トークンを受け取ることができるという。

フランジア社が開発したDAppsゲーム「Cipher Cascade」

 9月に「HAKUHODO Blockchain Initiative」を発足した博報堂は、ブロックチェーン技術の活用やトークンコミュニティの形成に関わる企業のビジネス開発、サービス開発の支援に向け、プロジェクトを始動。トークンコミュニティ解析サービスの開発や、デジタル広告をトークン化する新サービスの開発を発表していた。生活者が主役となる「生活者主導社会」の実現に向けて今後も研究開発を進めていくという。