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SBI Ripple Asia、個人間送金無料「Money Tap」による実店舗決済の実証実験を開始

飲食店でQRコード決済のUXを検証し、年内に本格サービス開始予定

電子決済等代行業のSBI Ripple Asia株式会社は5月30日、即時決算で個人間送金無料のサービス「Money Tap」による実店舗決済の実証実験を開始したと発表した。SBIグループが入居する六本木一丁目泉ガーデンタワー内にあるQRコード加盟店の飲食店において、ユーザーエクスペリエンス(UX)を検証し、年内には本格サービスを開始する予定という。

「Money Tap」は、Ripple社の分散型台帳「xCurrent」を搭載する次世代金融プラットフォーム「RCクラウド2.0」を利用することで、24時間365日のリアルタイム送金を実現している。1回3万円、1日10万円以内であれば送金手数料も無料となる。本サービスに対応する金融機関であれば銀行口座番号だけではなく、携帯電話番号、QRコードのいずれかを振込先として指定できる。

「Money Tap」の普及・拡大を目指し、キャッシュレス化を推進するため、マネータップ株式会社が3月19日に設立された。Money Tapの運営や決済サービスなどはすべて同社に移管される予定となっている。記事執筆時点では、住信SBIネット銀行、スルガ銀行と連携しており、りそな銀行は5月13日に連携を中止している。対応銀行は順次増加する予定とされている。