仮想通貨(暗号資産)ニュース

Aerial Partners、仮想通貨損益計算ソフト「Gtax」法人・個人事業主版を提供開始

弥生会計やMFクラウドに対応。仮想通貨関連のバックオフィス業務を効率化

Aerial Partners(エアリアル・パートナーズ)は9月13日、同社が提供する仮想通貨損益計算クラウドソフト「Gtax」について、法人・個人事業主版の提供を開始した。Gtax法人・個人事業主版(以下、Gtax法人版)は、企業規模に合わせて3つの料金プランで月額制サービスとして提供される。価格は月額2980円から9980円。プランによって利用できる機能や扱える取引件数などが異なるが、ブロックチェーン事業者など、より複雑な機能が必要な場合はカスタマイズにも対応するとのこと。

Gtax法人・個人事業主版の料金プラン。より上位の仕様にも要相談で対応するという

Gtax法人版は、全プラン共通の基本機能として、財務状況の管理や損益計算、仕訳データの出力機能を備える。上位のプランでは、Freee、弥生会計、MFクラウドの主要な会計ソフトに取り込める形でのデータ出力にも対応する。個人事業主の青色申告の補助や仮想通貨取引を行う企業、ブロックチェーン事業を行う企業での会計補助に適しているという。

Gtax法人・個人事業主版の機能

ビジネスで仮想通貨を利用すると、取引ごとに複雑な損益計算が発生するため、経理のバックオフィス業務の負担が増加する。Gtax法人版は、仮想通貨の取引データを取り込むだけで、従来の会計ソフトに対応した仕訳データを作成することを特長とする。会計処理の負担を軽減することで、仮想通貨のビジネス利用の促進を目指すとしている。

エアリアル・パートナーズはこれまで、個人の仮想通貨トレーダー向けの通常版、税理士の業務をサポートする税理士版の2種類のGtaxを提供してきた。Gtax法人版は3つ目のバージョンとなる。また、同社は関連サービスとして、仮想通貨を含む確定申告サポートサービス「Guardian」を提供している。2020年確定申告向けのセットプラン「Guardianプレミアム」は9月30日まで申し込みを受け付けている。