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テックビューロHD、ICO総合プラットフォーム「COMSA」のロードマップを発表

国内での新規ICOプロジェクトは当面見送り、開発は継続

ICO総合プラットフォーム「COMSA」開発ロードマップ

 テックビューロホールディングス株式会社は8月6日、ICO総合プラットフォーム「COMSA」の開発に関するロードマップを発表した。現在、ICOを適法、適切に発行するには、国内ではトークンの法的位置付けや自主規制の内容についての議論や結論が待たれるため、同社も当面は見送っている。しかし、ICOプラットフォームの核となるソフトウェア「COMSA CORE」「COMSA HUB」の開発については推進することを、ロードマップで明らかにした。

 「COMSA」は、関連会社であるテックビューロ株式会社より事業を継承した、実ビジネスへのブロックチェーン技術の導入を支援するICO総合プラットフォーム。企業のICOによる資金調達と、企業の持つアセットのトークン化技術を支援するソフトウェアと、プライベートブロックチェーン「mijin」による内部勘定技術、さらにテックビューロが運営する仮想通貨交換所「Zaif」とを、ワンストップで結ぶソリューションとして提供する。

 そのプラットフォームの核となるのが、「COMSA CORE」と「COMSA HUB」だ。「COMSA CORE」は、異なるブロックチェーン間でトークンのペッグ(レート)と制御を行う。また、「COMSA HUB」は、パプリックブロックチェーン上のマスターアカウントと、内部のプライベート勘定との間で、トークンの残高をコントロールするもの。

 同社のロードマップによると、「COMSA CORE」のテスト版を2018年冬にリリースし、正式版を2019年夏にリリースする予定。「COMSA HUB」のテスト版を2019年春、正式版を2019年冬の予定としている。

 また、海外向けICOソリューションとなる「COMSA global solution」などについては、海外子会社のテックビューロ・ヨーロッパおよびテックビューロ・アメリカにて提供をしていくそうだ。