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米リップル、ワシントンDCに支部設立。政府・規制当局との連携を強化
ブロックチェーン技術の知見を政治家に共有し規制策定に生かす
2019年10月24日 12:56
米リップルは10月22日、ワシントンD.C.に新たな支部を設立し、政府や規制当局の連携を強化する方針を明らかにした。同支部には、米財務省で顧問を務めたクレイグ・フィリップス(Craig Phillips)氏が取締役として就任する。政策立案者へ直接、技術的な知見の共有を行い、ブロックチェーン技術の革新と信頼を両立した規制策定を目指すという。
同じくグローバルな規制策定への取り組みとして、米リップルはブロックチェーン協会(Blockchain Association)に加入したことも発表した。同組織は2018年9月にワシントンD.C.でNPOとして発足(参考資料)。Coinbase、Protocol Labs、Circleなどの主要なプロジェクトや仮想通貨交換所、Digital Currency Group、Polychain Capitalなどの投資家が初期メンバーとして関わる。
技術革新が継続的に可能な地盤を整えるには、政治家が技術に対する理解を持つ必要があるとリップルは言う。同社はワシントン支部とブロックチェーン協会の活動を通して、テクノロジーリーダーと政治家の間に深い協力関係を構築する。すべての国、政府、企業と協力して規制を明確にし、業界の成長を目指すとしている。