仮想通貨(暗号資産)ニュース
マネックス、米国で仮想通貨仲介サービスを提供開始
グループ傘下のトレードステーションが子会社通じ運営
2019年11月21日 14:04
マネックスグループの米国子会社TradeStation Group(トレードステーショングループ)は11月20日、グループ会社のTradeStation Crypto(トレードステーションクリプト)が仮想通貨仲介プラットフォームの提供開始を発表した。11月19日(米国東部標準時間)より、一般向けにサービスの提供を開始している。
トレードステーションクリプトは、これまでの仮想通貨交換所による仮想通貨の取引とは異なる。株式・オプション・先物・為替を取引する従来のオンライン仲介モデルのように、トレーダーが各市場において期待する取引プラットフォームと同様に、仮想通貨取引を提供する初のサービスになるとのこと。
取り扱う仮想通貨は、Bitcoin(BTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum(ETH)、Litecoin(LTC)、Ripple(XRP)の5種類。承認を得た州と国に居住するトレーダーが対象となる。今後、他の仮想通貨も取引対象として追加される予定だという。
仮想通貨交換所による取引は断片化した自己完結型の市場構造だが、トレードステーションクリプトはさまざまな市場のデータフィードを統合し、複数の流動性プールを集約するというアプローチを取っている。顧客に対しては、自動制御のオーダールーティング・システムを通し、可視性の高い優れた取引執行を提供するという。
ここ数年、注目を集めるようになった仮想通貨取引は、トレード市場として無視できないものになった。しかし、仮想通貨市場への参入を模索しているトレーダーは相変わらず躊躇したままで、信頼できる仲介者のサポートを待っている状況だという。同社のサービスは、そんなトレーダーに向けて提供するものだと強調している。