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米リップルと提携のマネーグラム、国際送金最大受取国インドに進出

国内シェア80%の送金業者EbixCashと戦略的独占契約

(Image: Shutterstock.com)

米リップルと提携する国際送金最大手の米マネーグラムは1月13日、インド市場での事業拡大を計画し、インドの送金業者EbixCashとの戦略的パートナーシップを結ぶ独占契約の締結を発表した。同社は、EbixCashの持つ768の地区、4000都市、7万5000を超える村に展開する32万の販売代理店を結ぶネットワークを活用し、年間30億ドルの送金取引を目指す。

今回のパートナーシップ締結により、インドに住むEbixCashの顧客は、マネーグラムの国際送金サービスを使い、世界中に点在する家族や友人から迅速にかつ安価にお金を受け取ることができるようになる。

マネーグラムの最高収益責任者であるグラント・ライン(Grant Lines)氏は、「インドは国際送金最大の送金受取国であり、国内シェア約80%を誇るEbixCashとのパートナーシップを通じて、この重要な市場により良いサービスを提供できることを楽しみにしている」と語った。

米リップルとの提携により5000万ドルの出資を受けたマネーグラムは現在、200の国と地域において、サービスを展開している。その一部では仮想通貨XRPを活用する国際送金システムODL(On-Demand Liquidity、旧xRapid)を導入済み。安価で信頼性の高い国際送金サービスの展開に向け、さらに多くの送金経路でODLを活用する方針だ。