ニュース

米Ripple社が仮想通貨XRP市場の2018年第4四半期レポートを発表

XRPの値動きは安定化傾向、取引量の増加を強調

(Image: Shutterstock)

 米Ripple社は1月25日、仮想通貨「XRP」の2018年第4四半期市場レポートを発表した。第4四半期にRipple社が売却したXRPは合計1億2903万米ドルで、全世界で取引された537億6200万米ドルのXRPのうち、0.24%に当たるという。第4四半期はXRPの価格の変動が2017年以降で最も安定したとし、日間のXRP平均取引量は約6億米ドルを記録し、2018年内で最も大きな値としている。好調の背景に、同社プロダクト「xRapid」の商用提供開始や、XRPを取り扱う仮想通貨交換所が世界で100を超えるというポジティブなニュースを挙げた。

 Ripple社が売却した1億2903万米ドルのXRPのうち、8888万米ドルはプログラムによるもの。直接販売は4015万米ドルで、リップル子会社のXRP II, LLCによる。Ripple社による2018年を通してのXRP売却額は合計5億3536万米ドル相当となったという。

 Ripple社は2017年第4四半期に、550億XRPをエスクロー(第三者預託)によってロックアップしている。2018年第4四半期には30億XRPを開放(10億XRP×3回)し、その後、24億XRPが新しいエスクローに入れられた。差分の6億XRPは、同社の提供するRippleNetの拡大促進プログラムや、XRPエコシステムをサポートする施策等に使用されたとのこと。

XRPの相場・取引量の変動(XRP Chartsより引用)

 第4四半期は日次のボラティリティ(資産価格変動の激しさを表すパラメータ)がわずか5%となり、2016年末以降で価格変動は最も安定したという。一方でXRPの平均日次取引量は約6億米ドルまで増加しており、2018年内で最高の取引量としている。投機的な視点で見ればXRPはより扱いやすくなったといえるだろう。

 Ripple社は2018年10月より、同社の海外送金システム「xRapid」の商用提供をスタートしている。同システムを導入した英MercuryFX社はxRapidの有用性を報告しており、国際送金ソリューションとして期待が集まっている。

 また、2018年第4四半期中に、世界で30の仮想通貨交換所がXRPの取り扱いを開始したという。これらを加えて仮想通貨XRPを取り扱う仮想通貨交換所の数が100を超えたとしている。XRPの取引量増大は、前述の相場の安定化とXRPを取り扱う交換所の増加、技術的な期待の高まりによる、純粋な利用者数の増加が要因と考えられる。

 Ripple社は、2018年第4四半期の仮想通貨市場の動きを「クリプトの規制と成熟化」と評し、ICOを含む疑わしいクリプトプロジェクトに対する法的措置の増加を挙げた。実験や詐欺的な行為を取り除くことで、正当なプロジェクトの長期的繁栄に期待するとし、レポートを締めくくっている。