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仮想通貨NEM、保有高で国内5位と判明=JVCEAの12月度統計

GMOコインへの上場で集計対象に追加

(Image: Shutterstock.com)

日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は1月31日、同協会に所属する会員の取引データに基づく月次統計資料を更新し、2019年12月分のデータを追加した。月間の新規口座開設数は、過去最高値を記録した11月から半減以下の2万8000口座と落ち込んだが、月内に取引を行った稼働口座数では初めて200万口座を突破した。

今回は集計対象銘柄に仮想通貨NEM(XEM)が加わった。これまでのZaif、Coincheckに加えて、12月よりGMOコインがNEMの取り扱いを開始したことから、JVCEA会員3社以上による取り扱いという条件を満たしたため、新たに集計対象となった。

国内交換所の利用者が交換所に保有する仮想通貨の評価額ランキングは、NEMが約52億円でMonacoinとLitecoinを上回った。ランキング全体は、第1位がBitcoin、第2位はRipple、第3位はEthereum、第4位以降はBitcoin Cash、NEM、Monacoin、Litecoinの順となった。

仮想通貨全体では、2019年12月の現物の取引高は、金額ベースで約2795億円と3000億円を割り込んだ。交換所が預かる仮想通貨残高も金額ベースで減少を継続した。

仮想通貨別の利用者の仮想通貨保有状況は下記の通り。

国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨現物の評価額推移(JVCEAの集計を元に作成)

お詫びと訂正: 記事初出時、集計対象銘柄にNEMが加わった理由および仮想通貨の評価額ランキングに関する記述に誤りがございました。お詫びして訂正させていただきます。