仮想通貨(暗号資産)ニュース

仮想通貨交換所Zaif、運営会社変更に伴うハッキング被害補償の手続きを10月22日から受付開始

「Zaif事業」はテックビューロからフィスコ仮想通貨取引所に承継へ

 テックビューロ株式会社の仮想通貨交換所「Zaif」事業は、株式会社フィスコ仮想通貨取引所に11月22日付けで譲渡される。運営会社変更後にも継続してZaifを利用するためには、ユーザーがZaifへログインすると自動的に表示される画面で、事業譲受人であるフィスコ仮想通貨取引所へ財産や債務を移管する手続きに同意する必要があるとのこと。

 手続き受付期間は、10月22日から11月21日までとなる。この手続きを完了したユーザーは、Zaifの口座で保有している仮想通貨の権利だけではなく、ハッキングにより盗難被害にあった仮想通貨の返還を求める権利についても、フィスコ仮想通貨取引所に承継される。テックビューロは本事業譲渡が完了した後、仮想通貨交換業の登録を廃止し、会社解散の手続きを行う予定としている。

 なお、2018年9月に発生したZaifハッキングによる仮想通貨流出事件について、ユーザーに対しての補償方法は、仮想通貨の種類によって異なる。消失したBitcoin(BTC)およびBitcoin Cash(BCH)については、それぞれ同額のBTC・BCHが返還される。Monacoin(MONA)は、消失分相当の6割がMONAで、残り4割が日本円で返還される。