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Facebook仮想通貨のリブラ協会、21社の創設企業で正式始動

Booking.comが直前離脱

(Image: Poring Studio / Shutterstock.com)

Facebookが計画する仮想通貨「Libra」(リブラ)の運営コンソーシアムであるリブラ協会が、21社の創設メンバーによって正式に始動した。リブラのTwitterアカウントが15日に発表した。

Facebookが6月にリブラ構想を発表したとき、創設メンバーにはFacebookの金融子会社であるCalibra(カリブラ)を含めた28社が名を連ねていた。しかし、世界各国の規制当局がプロジェクトに強い懸念を示し、当初計画されていた2020年前半のローンチが困難になる中、今月4日にPayPalが離脱を表明。11日にはeBay、Stripe、Mastercard、Visa、Mercado Pagoも脱退し、大手決済企業は全て撤退する結果となった。

また、14日にはホテル予約サイトのBooking.comもリブラから脱退したことが、明らかになった。

リブラの公式サイトによると、14日にスイス・ジュネーブで開かれた設立理事会に参加し、リブラ憲章に署名した企業は以下の通り(アルファベット順)。

Anchorage、Mercy Corps、Andreessen Horowitz、PayU、Bison Trails Co.、Ribbit Capital、Breakthrough Initiatives, L.P.、Spotify AB、Calibra, Inc.、Thrive Capital、Coinbase, Inc. 、Uber Technologies, Inc.、Creative Destruction Lab、Union Square Ventures、Farfetch UK Limited、Vodafone、liad、Women's World Banking、Kiva Microfunds、Xapo Holdings Limited 、Lyft, Inc.

リブラ理事会は同日、協会役員も任命。リブラプロジェクトの責任者でカリブラCEOであるデビッド・マーカス(David Marcus)氏、ベンチャーキャピタリストのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)氏に加え、PayU、Kiva Microfunds、Xapo Holdingsの代表が選任された。

今後リブラ協会のメンバーになるには、21人からなる理事会の3分の2の賛同が必要になる。